Bait(2014)
おススメ度/★★★★☆
あの、ポッジが監督の!ヨークシャーの街を舞台に繰り広げられるヤミ金男 VS BBAビッチーズの壮絶な戦い!
ポッジこと、監督のドミニク・ブラント
※ちなみにポッジとは、ドミニク・ブランド(Dominic Brunt)が映画『インブレッド(Inbred)』で演じた役柄。チェーンソーがトレードマーク。
とまぁ前置きはさておき、邦題があまりに酷いんで(原題はBait)どんなもんかと観てみたら、あらイギリス映画!とうぴ子的に嬉しい驚き。
アメ横みたいな商店街で小さなカフェを経営するBBA二人が主人公。この小さなカフェが、なんともイギリス的で可愛いのです!
カウンターのみの超小さなお店なのですが、ヴィクトリアンサンドイッチケーキに、スコーンと美味しそうなイギリス菓子が盛りだくさん!
その、カウンターのヴィクトリアサンドイッチを喰わせてくれ!ミリオネアショートブレッドでもいい!
スコーンも食べたいよおおおお〜!!!
と、イギリス好きの方なら景色を見ているだけでも楽しめると思います。
ちなみにこのカフェの常連客役で、またまたインブレッドで股間にフェレット飼ってるおじさん(Mark Rathbone)が出演しています。
肝心のお話ですが、彼女たちの夢はきちんとしたカフェをひらくことなのですが、開業資金が足ずに悩んでいたところに、闇金業者が美味しい話を持ってやってきます。
(ヤミ金男by 夫)
デコのシワにお札が挟めそう!
この闇金業者の男の演技が良くて面白いですよ。営業のかけ方がうまくて、色々と参考になります。
そんなうまい話なんかあるわけないじゃないの、とうぴ子は思いますが、カモにされるのはみんな他に頼るところのないBBAなので、期待と信頼をはき違えてコロコロ騙されていきます。
闇金男のセリフ、
「仕事が楽しければ人生はバラ色、仕事が義務なら人生はどん底」
(When work is pleasure life is joy, When work is duty life is slaveling)
これは真理をついているなと思いました。
この、ヤミ金男からお金も身体も搾り取られていく過程がなかなか面白くて楽しめますよ。
主人公であるBBAベックスとドーンは対照的な性格なのですが、2人の友情も見どころです。
ちなみにヤミ金男の家はミサワハウスあたりが建てたんですか?って感じのイギリスらしくないつまらない豪邸で、いかにもヤミ金成金野郎が建てそうな家。
最後のほうはヤミ金男とベックス&ドーンのバトルシーンがあり、結構グロいシーンがあるので苦手な方は要注意です。
ラストシーンは個人的に良かったです。
皆、それぞれの大切なもののためにお仕事してるんですね。