うぴうぴうぴ子のホラー日記

ホラー映画大好きうぴ子の映画記録(現実世界の方がホラーレベル高くて怖いホラー映画がないこのごろ)

海外ドラマ『ゲームオブスローンズ 最終章 最終話』ネタバレ感想

Game of thrones
Season8
Episode 6 (2019)

偉大な名作は、迷作として幕を閉じる…

こんばんは。うぴ子です。
GOTの最終話を観たものの、感想を書く気力がなく、うっかり時間が経ってしまいました。

第5話目で、デナちゃんがやらかしてくれたので、もうこれはうぴ子的に最悪の結末を迎えるに違いないと確信し、来るべき鬱エンディングに備えて、『日出処の天子』(山岸凉子 著)を一気読みしたり

万が一の心の隙間に備えて『笑ゥせぇるすまん』を一気観したりしていたのですが、心配していたGOTロス状態にはなりませんでした。

はっきり言えば、あまりに最終話の出来が酷かったので、もうどうでもいいや〜って感じでしょうか。これはある意味クリエイターさんの優しさかもしれないですね。だって、あまりに完璧な有終の美を迎えていたら果てしないGOTロスに陥っていたことだろうと思います。


とりあえず最終話の記憶に残った点はドロゴンとデナの別れのシーンでしょうか。うぴ子の最悪な予想通りデナちゃんがジョンに殺され、動かないママを起き上がらせようとするドロゴン……

しかも怒りの矛先はジョンではなく、鉄の玉座………。

こんなの悲しすぎます。
ひとりぼっちになってしまったドロゴンが哀れで胸が締め付けられる思いでしたよ。

うぴ子的には怒ったドラゴンが全てを焼き尽くして欲しかった。


悲しすぎてその後のシーンは本当にどうでも良かったです。


鼻の長いもう人間ではないものが王になったりとか、ドヤ顔ゲロビッチが北の女王になってたりとか、緑の瞳を倒してない誰かさんが西に旅に出たりとか、、、ホントどーでもいい!!!!!

落ちまで予想通りのスターク家バンザーイ!になってて本当に萎えました…。こんなに予想があたるなんて…。性格診断がヴァリスと同じなだけあるな、うぴ子。

https://www.16personalities.com/ja/intp型の性格

でも考えてみればスターク家の子供たちは(ジョンとシオンは除く)優しいネドさんとキャットさんの愛情たっぷりに育てられているのでなんだかんだで芯が強いんでしょうね。だから生き残ったのも納得です。


一方でジョンはバスタードということでキャットさんからはかなり冷たくされていたし、デナちゃんも親なし子だし、肉親の兄からでさえ道具のように扱われたりと、2人とも愛を知らずに育ったわけですよね。

現代でも毒親育ちだったりすると、人間にとって1番大切な心の芯みたいなものが育たなくて、アダルトチャイルドになったりとかソシオパスになったりとか色んな弊害が出てくるわけで…

そんなキャラが幸せになれるはずなんてないっちゃあないんでしょうね。(ティリオンはちょっと例外かと思いますが。ジェイミーのおかげなのかな)


この最終回は、時間の都合上すごく適当感がプンプンでまるで、突如打ち切りになった漫画の最終回を読んでいるようでした。酷さレベルでは『ノノノノ』の最終回と同じくらいじゃないですかね?

ちなみにうぴ子の夫は『デスノートの最終回と同じ感じだ、スッキリしない』と言ってました。うぴ子も同感。ライト君に新世界の神になって欲しかったし、デナちゃんに新世界を築いて欲しかったなぁ…。

第3話目の壮大なホワイトウォーカーとの決戦は最終章の中で唯一よかったと思います。正直あそこで終わっていた方が良かったんじゃないかね。

しかしジョンがターガリエンだったことって、デナちゃんを追い詰める以外になんの意味もなかったよね…。

シーズン7と8は結末があらかじめ決まっていてその結末のために無理やり設定を作ったような乱暴な感じでしたよね…。


でも終わってしまったものは仕方がないので、ドロゴンとゴーストが生き残ってくれたことが唯一の救いと思うことにします。


思えばGOTはうぴ子にとって珍しく現在進行形でハマることができたドラマだったので、続きを心待ちにしてワクワクうずうずしたり、先を予想してドキドキしたり出来たことはとても貴重な経験だったと思います。

これから先にもそんな素晴らしいドラマや映画と出会えることを願っています。


偉大な名作にして迷作となってしまったけれど、充分楽しませてもらいました!ありがとう、そして、さようなら、ゲームオブスローンズ !