うぴうぴうぴ子のホラー日記

ホラー映画大好きうぴ子の映画記録(現実世界の方がホラーレベル高くて怖いホラー映画がないこのごろ)

Xmasに観る定番映画

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(イラストは映画とは関係ありません。古い絵を引っ張り出しました)

とってもお久しぶりです、うぴ子です。
気がつけば最後の更新から一年以上経過していました!

2020年はコロナの影響で、ややホラー映画風味な一年でしたね〜。コロナがめっちゃ変異してバイオハザード時代に突入したらどうしようかとハラハラしています。(2024年、それ以上にヤバくて笑えない時代になってしまいました…)


さらに、コロナに加えて、うぴ子と夫はW厄年で、色々と変化の多い年でした。正直、なかなかハードな一年でしたが、その分充実していました。しかも、うぴ子にとって大きな変化もありました。それはまた、次の記事?で書こうと思います。


そんなこんなで、映画をあまり落ち着いて観ていなかったのですが、クリスマスと言ったらアレでしょ!ということで、以前もブログに登場してる『P2』を観ました!


詳しくはこちらをご覧下さい⬇︎


久しぶりに観る、アンジェラ(レイチェル・ニコルス)はやっぱり美しいですね。美人で、知的でセクシーなんです。"知性とセクシーさ"この2つを兼ね備えた美女ってなかなかいないと思います。同性のうぴ子から見ても、毎度惚れ惚れ。

何度見ても飽きない、トムとアンジェラの空気読めなすぎの会話も、最高に面白いです。

そして、まさに『車は走る凶器です』の御手本のような、セクハラ部長のお仕置きシーンも何度見てもエグくて最高です。


ぼちぼち復活出来ればと思います。
また、よろしくお願い致します。


映画『バタフライルーム』

The Butterfly Room(2012)
おススメ度/★★★★★


バタフライ ルーム― BUTTERFLY ROOM ― [DVD]



久しぶりにamazonプライムでグッとくる映画を見れてホクホクしているうぴ子です。


あらすじ

隠居生活を送る初老のアンは蝶々の剥製作りが趣味。ある日アンはショッピングモールで泣いている可憐な美少女アリスを見かけ声をかけます。それがきっかけで徐々に交流を深める2人。しかし、アンとアリスにはそれぞれ秘密があったのでした…。

毒母アン

主役のアンを演じるBarbara Steeleはイタリアホラー映画界の大女優だそうです。アンは一見まともそうな淑女に見えるのですが、実はとんでもない毒親でした。娘を虐待し殺しかけたために、娘と夫から捨てられていたのです。久しぶりの再会をした娘に悪気もなく『昔はあんなに可愛かったのに』と言うシーンはゾッとしました。


リトルビッチ・アリス

Julia Putnam演じる、挑戦的な目を持つ美少女アリスは、片足の娼婦である母親と暮らし、年配の女性に取り入ってはお小遣いをせしめているリトルビッチ。アリスにとってはアンは何人もいる客の中の1人に過ぎません。

ただ、アリスのしていたことは悪いことではないとうぴ子は思います。彼女はあくまで需要があってそれに供給していただけ。ペドフェリア男性相手の売春ならもっと稼げるところを、ターゲットを質の良さそうな孤独な女性に絞ることによって母親への心配をかけないようにし、自らの身体を汚すことなく稼いでいたのですから、とても賢い子だと思います。客の側からしても、アンだけでなく、オルガや他の女性もアリスといるときは心底楽しそうでした。アリスは孤独な彼女たちの心の隙間を埋める代償に、お金をもらっていただけです。母親にインターネットで客を見つけてあげたりと、子供としての母親への献身的な愛が見られます。

アリスの心情は描かれていませんが、アンに母親を侮辱された時に見せた怒りの表情から母親のことをとても愛していたと思います。健気で賢いアリスでしたが、アンの毒には敵いませんでした。

哀れなアリスですが、剥製になった姿は不気味に美しいので、必見です!


ホラー映画の歴代女王たちが続々登場

主演のBarbara Steeleを始め、ホラー映画好きなら『おっ』と思う女優が目白押しです。

  • アリスの本命である裕福な、女性・オルガ役にI spit on your graveのCamille Keaton。(うぴ子はリメイク版しか見ていない)
  • アンの隣人クラウディア役にテキサスチェーンソウやクライモリ デッド・エンドのErica Leerhsen。
  • アリスの客の1人のご婦人役で、13日の金曜日のAdrienne King。
  • アンがモールでアリスと勘違いした少女の母親役で、ハロウィンのP.J. Soles。
  • そして、アンの娘ドロシー役にエルム街の悪夢のHeather Langenkampと、盛りだくさんすぎる!

みんなBBAだよ!


毒親の呪い

めでたく養子に迎え入れられ念願の兄弟も出来たジュリー。一見ハッピーエンドで終わるかのように見せて、そうは問屋が卸しません。

ドロシーが息子ウィリアムに『小さい頃はあんなに可愛かったのに』という母親と同じセリフを言い、歪んだ表情を浮かべるラストシーンで終わります。

ラストのドロシーの表情は、自分が大嫌いな母親の分身であることに気づいたことへの恐怖と困惑ではないでしょうか?

どれだけ嫌っていても、どれだけ否定しても、自分の中にはまだ毒親が巣食っているのです。毒親の影響からは逃れられないという恐怖がよく描かれていました。

恐らくはアンも、同じようなことを母親にされて育ったのではないでしょうか?毒は親から子へ伝染し、受け継がれていくのです。

まるで呪いのようですね。

映画『スーパーサイズミー』

SUPER SIZE ME(2004)
オススメ度/★★★★

1ヶ月間マックのメニューだけを食べ続ける人体実験の行方
スーパーサイズ・ミー(字幕版)


お久しぶりです、うぴ子です。
気がつけばもう11月…10月はいずこへ?

秋も終わりかけですが、食欲の秋に観たい、スーパーサイズミーを観ました!

この映画かなり有名な作品です。監督みずから、マックを1ヶ月間、毎日三食欠かさず食べ続けるという驚異の人体実験の記録をそのまま映画にしたという、画期的な作品です。

これはポテトを食べながら観るしかないでしょ!

ポテトって何気に高くてあまり喰えないな…と思っていたのですが、マックの公式アプリを使えばいつでもLサイズが190円で買えてしまうということ知り、うぴ子のポテト消費量がうなぎのぼりで危険です。


デブはマックの責任?

物語はデブの女の子2人が、デブの責任を糾弾すべくマックを訴えるというこれまた衝撃の事実?から始まります。

この2人は監禁されて一日中マックの食べ物をチューブから流し込まれて太ったんでしょうか?

何を食べるかは個人の意思ですよね。意思の弱さをマックのせいにしてるだけだろ!!


マックが体に悪いのは本当?

でも、たしかにマックは体に悪そう…ってことは誰もが思ってることですよね。

うぴ子は元、超健康オタクだったので(ちなみに今はただの健康オタクになりました。)一時期マックのポテトは封印していました。

1番にトランス脂肪酸の問題がありますし、マックの食べ物は意図的に栄養素を少なくして、満腹感が出ないように作られてるとも聞いたことがあります。

人間の体はそんなにバカではないので、きちんと栄養素のバランスがとれた食事をすれば、自然に満腹感が出るそうです。食べても食べてもお腹がすくという人は栄養のバランスがおかしいのかも。

なので、この監督のようにマックざんまいな生活をしていれば確実に栄養バランスが崩れて体を壊します。


それでもポテトは美味い。

マックのポテトを噛み締めて思うのですが、マックのポテト最高に美味しい。ほかのポテトじゃなくて、やっぱりマックのポテトがうまい。

ついでにハンバーガーも食べたけど、ハンバーガーも美味しい。正直、こんなに美味しかったのかと驚いた。チェーン店の中ではベッカーズ(の別格シリーズ)が一番だと思ってたうぴ子の心が揺らいだ。(ちなみにモスバーガーは論外。あれはハンバーガーではない)

こんなに美味しくて安くて体に悪い食べ物を作れるなんて、天才か悪魔しかいないんじゃないかと思う。もしくは天才という名のサイコパスかもしれない。


それでも、ポテトはうまい。

映画『ピラニア3D』

Piranha 3D(2010)
おススメ度/★★★★★

リア充どもはピラニアに喰われちまえ!最高に愉快なエンタメホラー
ピラニア (字幕版)

今年の夏はかき氷を食べたこと以外、夏らしいことをしなかったうぴ子です。祭りに海水浴にフェス、、、どれもこれも太陽光と人混みが苦手なうぴ子には縁のないものばかり…。そんなうぴ子ですが、すぎた夏を噛みしめるべくお気に入りの『ピラニア3D』を観ました。


適当なあらすじ
湖底にて突如起こった地震により古代の人喰いピラニアが復活し湖水浴に沸き立つリア充どもを喰いまくる。



キャストが色々すごい
ぶっとんだAV監督・デリック役で出演しているのはなんと、誰もが知ってる『スタンドバイミー』のおデブちゃんこと、ジェリー・オコンネル。超おばかな役をノリノリで演じています!(うぴ子的にはスクリーム2の主人公の恋人役・デレクの方が印象に残っています。)

学者役で登場するのはクリストファー・ロイド。アダムスファミリーのフェスターですよ〜イェーイ!

さらにイーライ・ロスまでもが、ウェットTシャツホストとかいう超アホの役を熱演!しかも死に様が超美味しい。

他、ホットでビッチな美女たち多数出演!


下品でエロでグロも極めれば芸術
クルーザーのシーンでAVギャル2人が水中で真っ裸で泳ぐシーンがあるのですが、最高に美しいんです。女体の美しさを見たら神様の存在だって信じられる気がします。美女から水着を剥ぎ取ったアレクサンドル・アジャ監督に拍手!


リア充ラニアに喰われろ
なんだかんだ言って、ホラー映画の根底にはゆるぎなき”リア充爆発しろ”精神があるのです。本作もまさしくそんな作品。性春を謳歌するリア充パリピーどもが片っ端からピラニアに喰われて湖が血に染まっていくシーンは圧巻です。


ラニアの生みの親は日本人
ちなみにピラニアは他にもシリーズものがたくさんありますが、うぴ子的にはリメイク版である本作が1番好きです。アレクサンドル・アジャ監督のセンスが光りまくった作品だと思います!

オリジナルの『ピラニア』は元女優でありプロデューサーでもある、チャコ・ヴァン・リューエン(筑波 久子)さんが生み出したものなんですよね。女優業を引退し、単身渡米後に大ヒット映画を生み出すなんてすごいことですね。本作のエンドクレジットにもエグゼクティブプロデューサーとして名前が出ています。

2016年の記事ですが、『ピラニア』誕生の逸話が語られています。↓

映画『ディヴァイド』

The Divide (2011)
おススメ度/★★★★☆


核攻撃で地下に避難した9人の男女。徐々に崩壊していく秩序と理性…果たして生き残れるのか?!
ディヴァイド(字幕版)

前回の記事でシェルターブームが巻き起こったうぴ子です!もし我が家にシェルターがあったら何を備蓄しようかと、妄想して楽しんでいます。(ミニマリストなので在庫は持たない主義なのであくまで妄想ですが)amazonで普通にシェルターが売っていて、シェルターが必要になる日も案外近いのかも…?

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(↑amazonで売ってる怪しいシェルター)

今回はそんな地下シェルターもののお話です。厳密にはシェルターではなく、単なる地下室なので気密性とか色々ありますが、そんなことを突っ込んでいたら楽しめません!


おおまかなあらすじ

突然の核攻撃で大パニックに陥る人々。
アパートの高層階に住むエヴァは婚約者のサムに連れられてなんとかアパートの管理人が暮らす地下室に逃げ込む。

地下室には逃げ込んだのはギャングのような風貌の男・ボビーとジョシュの2人とその弟エイドリアン、幼い娘・ウェンディを連れたシングルマザーのマリリン、黒人のデルヴィンに、主人公のエヴァとサムそして管理人のミッキー。

一癖ありそうなやつらがなんとか地下室で豆を喰いながらしのいでいると、そこに突然武装した連中が侵入し、ウェンディを連れ去っていくのだった…


主人公のエヴァが可愛い


byうぴ子
うぴ子的にツボだったのが、主人公のエヴァたん。端整な顔立ちにキッとした眼差しがたまらないクールビューティさんなのですが、彼女は『ホステル2』で主役のベスを演じた女優のLauren Germanなのでした!どうりで見たことあると思った。


by夫


見どころ盛りだくさんの鬱展開

ウェンディが連れ去られてから、一気に秩序を失ったメンバーたちを襲うのはかなりディプレッシングな展開。

管理人ミッキーがデルヴィンを殺してしまったことから、ギャング2人が頭角を現しメンバー全員を混沌へと引きずり込みます。


拷問シーンが地味に痛い

途中ミッキーが椅子に縛り付けられて拷問されるシーンは、見せ方のせいかかなり痛々しく苦痛を伴うものでした。


腐る死体

その後の腐った死体を処理するシーンでは、臭さを想像するとかなりキツイ!常人にとっては死体を解体するってかなりのハードワークだと思います。『冷たい熱帯魚』の村田と愛子を召喚したくなりました。

三角関係

エヴァと謎の武装集団の突撃によって完全に心が壊れた婚約者・サム(弁護士らしい)と、階下に暮らす心優しきギャングの弟・エイドリアンとの血なまぐさい甘酸っぱい三角関係も見どころです。

ちなみにエイドリアン役のAshton Holmesは持ち前のナヨナヨした顔で『ヒストリーオブバイオレンス』で無敵の殺し屋・ジョーイの息子を演じていました。印象に残る表情の持ち主ですね。


性奴隷と化したマリリン

娘を失って心のバランスが壊れたマリリンはボビーにすがりつくようになりますが、その関係がエスカレートしていって最後は完全に性奴隷化。表現が生々しいので汚くて悲惨です。

ちなみにうぴ子の近郊に聖隷病院という病院があるのですが、いつも聖奴隷病院と読み間違えてしまい非常にややこしいです。


見事なメタモルフォーゼ

最初はただのチンピラくずれだったボビーとジョシュですが、徐々に進化して見事なメタモルフォーゼを遂げます。もう立派な本職さんです。なかなかいっちゃってて素敵なビジュアルから目が離せません!



とまぁそんな感じで見どころたくさんで、うぴ子的には大変オススメの映画です!

映画 『イントゥーザストーム』

Into the storm(2014)
おススメ度/★★★☆☆


大竜巻の脅威。もう他人事ではなくなるかも…?!
イントゥ・ザ・ストーム(字幕版)

9月は老害による人災に巻き込まれてヘトヘトになったうぴ子です。

老害は置いといて、うぴ子の暮らす千葉県が珍しく台風直撃で大きな被害を受けました。今までは自然災害とはほぼ無縁で暮らしてきたうぴ子ですが、台風当日の朝2時間ほどの停電を体験し、雨どいの1つが落下したり、お隣さんのカーポートの屋根が吹っ飛んだり、近くの道路で極太の木がなぎ倒されていたりと色々初体験でした。

そんな台風の風が吹き荒れる中、『今こそ観るべし!!』とばかりに、映画イントゥーザストームを観ました。なんとも不謹慎なうぴ子です。


竜巻に巻き込まれる人たちと、竜巻を追い求める人たち


主人公は母親の死後心がバラバラになってしまった父と高校生の息子たちと、竜巻を撮影することに命をかけるクレイジーな人たち。

主人公の青年と憧れの彼女の青春な展開から始まり、怒涛の竜巻、史上最大の竜巻到来と、とにかく竜巻に巻き込まれて大パニックな映画です。

竜巻から避難する過程で、絆を取り戻す主人公とパパの暖かいエピソードがあったり、ワンマンだった撮影監督が熱い男気を見せてくれたりと、おきまりの展開も見られます。

敵は竜巻のみ、と言った感じでわりと単純なストーリーでした。うぴ子的には自然災害+αで、人災が加わってより悲惨になる『アフターショック』のような展開の方が好みでした。やっぱり優れたホラー作品にはイカしたDQNや変態、ゲロビッチが必要不可欠なんですね。

DQN、変態、ゲロビッチ、現実世界では出来るだけ遭遇したくない人種ですが、ホラー界ではまさに3種の神器のような存在なんだと改めて認識することが出来ました。


地下シェルターが欲しくなる

実際にこんな巨大な竜巻がきたら、地下シェルターでもない限り逃げようがないです。対策と言ったら地下シェルターを作ることぐらい。そのうち、一家に1つ地下シェルターが当たり前の時代がくるかもしれないですね。

特別面白いかと言われるとそうでもない映画ですが、風の強い日や台風の日に観ると臨場感が増して5割り増しくらい楽しめると思います!


amazonで普通にシェルターが売っているという衝撃の事実!!

映画『ブリムストーン』

BRIMSTONE (2016)

おススメ度/★★☆☆☆

超面白そうなのに超つまらない変態性皆無の真面目映画
ブリムストーン [DVD]

うぴ子の心には一人の青年が棲んでいます。彼はロリコンの変態なのですが、変態牧師が娘や孫をレイプという話を聞いて、ジョイスティックの高まりを抑えつつ鑑賞したのですが・・・


ペラペラのストーリー

ストーリーはかなり薄っぺらくて完全に拍子抜けです。4部構成も形だけ!無駄にドックヴィルみたいなすんごいの来るのかと期待させといて、完全に肩透かし。時系列をごちゃつかせて、視聴者の興味をひこうとしているけど、これそのまんまだと退屈すぎるからでしょ。

壮大なドラマを作ろうと頑張っている感はあるものの、中身がすっかすかで奥深さを感じられませんでしたよ。


心に響く変態性が皆無

変態牧師、近親相姦、レイプ、ストーキング、グロ、ペドフェリア、SM、、、とこんなにも面白そうな要素が盛りだくさんなのに全く心に響かない!!!むしろなぜなんだ!!!!

近親相姦やペドフェリアなどのタブーを扱うのなら、もっと直接的で普通の人が目を覆いたくなるような(そして一部の人が大歓喜するような)シーンを入れるべきでしょう。『セルビアンフィルム』では、産まれたての赤ん坊を屈強な男がレイプし、実の父親が自分の息子を犯すシーンがありましたが、あのくらいはやってほしかった。こんな中途半端なできでタブーに触れたぜ『ドヤっ』とか言ってほしくない!げき萎えですよ、ほんと。私の期待を返してくれ!!


エロ漫画レベルの発想

大抵のホラーに出てくる犯人は対象を殺すことが目的であって、セックスが目的ということはないので、変態に追い回されるホラーは楽しいかもしれないけど、それって…もはやエロ漫画レベルの発想。

ネタ切れで話題になるような新しい映画を作りたくて、変態牧師を担ぎ出しタブーを入れて、ちょっと格調高い歴史ドラマテイストを目指し、さらにはGOTの人気に乗っけて旬な俳優も出演させてみたものの、芯がなく中身がすかすかなのは隠しようもない。根底にあるべき愛というか、変態性のようなものが全く感じられない。

表面上だけ変態を装った、真っ当な人間という感じ。何という軽さ!チャラい!変態舐めんな!!

ほ〜ら、タブーだよ!ほらほら、悲劇だよ?ね、可哀想でしょ!?ってただそれだけウザいくらいに主張してくる。。

父親からレイプされるような事件はよくある話だし、聖職者だから特別?聖職者の変態行為なんてしょっちゅう耳にするし、今更なんですか?って感じです。

過去に魔女裁判でもキリスト教は盛大にやらかしているし、それと全く同じだよね。信心は大切だけど、盲信は危険なのはもう誰でも痛いほど知ってるよね。

拷問を正当化する思考↓

(※参考画像 『ダンスマカブル 1』)



牧師の謎

変態牧師がただの変態にしては、なぜあんな超人並みの戦闘能力やストーキング能力、さらにはどこでも自由に出入りできる力を持っているのか不思議。ジョアンナに斬り付けられたはずなのに普通に生きてるし、本当に人間なんですか??

もしかして悪魔が憑依していたとか、もしくは悪魔そのものだったとか、はたまた幽霊的なものだったとか???



GOTのキャストたちで楽しむしかない!

強いて言うなら、唯一の見所はキャストに、GOTのジョンにメリッサンドラ(口かせつき!)まで出てきて、しまいにはダコタ・ファニングがアリアに見えてきたこと。ダコタは安達祐実に似てるし、アリアは安達祐実に似ているので、この2人は似ている!!
もういっそ、主役はアリア役のメイジー・ウィリアムスがやれば良かったんじゃないの?


GOTと同じく、いいやつなんだけど使えない男を演じるキット・ハリントンと、口枷つきのメリサンドルことカリス・ファン・ハウテンが観たい人だけにかなり消極的におススメしておきます…。