映画『+1 プラス ワン』
+1 Plus one (2013)
オススメ度/★★★☆☆
覆水盆に返しちゃえ!
誰にでも生きていれば後悔することはある。
あの時、ああしなければ、あんなこと言わなければ、あそこへ行かなければ…
それでも時間は元には戻りません。
どんな結果であろうと、自分が選んだ道。
自分で責任を取るのが人生です。
だけど、もしももう一度あの時に戻れたら?
ざっくりしたあらすじ
ヘマして彼女・ジルに振られた主人公・デイヴィッドくんが隕石によって起きた時間の歪みを利用してなんとか彼女とやり直すために奮闘します。
以下ネタバレあらすじ
ある晩、主人公・デイビッド(Rhys Wakefield
)の暮らす街にひっそりと隕石が落下した。
その頃、デイビッドは友人が主催する乱痴気パーティに参加していた。女体盛りまで登場し、パーティは大盛況。
しかし先日、彼女・ジルのフェンシング試合場にわざわざ赴き、彼女の眼前で対戦相手の女の子とキスをするという大失態をした主人公くんの頭の中は、ジルと仲直りすることだけ。
そして訪れた仲直りのチャンス。
しかしこの話し合いでもヘマして、仲直りはもう絶望的な主人公。
そこで謎の停電が起きる。
再び電気がつくと、そこには数分前の自分達が出現!
つまり屋敷内に現在の人間達と数分前の過去の人間達の2人の人間が存在している状態。
そこで、主人公くんは過去のジルと仲直りする作戦に打って出ます!
数分前に現在のジル(以下、今ジル)に言われたことを完璧に暗記し、見事過去ジルといい感じに。
と、そこでまた停電。
停電のたびにお互いの時間差がどんどん詰まっていきます。
さっきまでそこにいたジルがいません。
再びジルを探し回る主人公。
しかし見つけたのは今ジル。
今ジルは別の男といい感じ。仲直りは本当に絶望的。
そんな中過去の自分に乗り変わられると思い込んだ人間達が、生き残るために自分を殺し始めます。
そして主人公くんは過去のジルとさらにいい感じに、仲直りまであと一歩!
ふと見ると今ジルは新しい男と2人、個室に消えました。
ー再び停電
そこで主人公くん、心が完全に離れてしまった今ジル抹殺に打って出ます!
「愛してるよジル、でも僕のものじゃないお前はもういらねぇ!くそビッチめ‼︎」
とばかりにナイフでグッサリ。
ーと、その頃他の人間達も盛大に自分殺しに勤しんでおりました。
ー停電
今ジルを抹殺した主人公くんは見事、過去ジルとの仲直りに成功!
ーそして最後の停電
時間の歪みが消え、2人いた人間達は1人だけが残ります。どうも都合の良いことに、生きてた方か現在の人間達が残ったようです。
そしてみんなの困惑をよそに、主人公くんと過去ジルはラブラブになり、ハッピーエンドを迎えます。めでたしめでたし。
・・・・えっ!
これでおわり・・・⁉︎
と、うぴ子は非常に衝撃を受けました。
めちゃめちゃ自己中で、自分のためなら彼女も殺す主人公にドン引きです。
過去ジルさん!そいつは殺人犯ですぜ!!
しかも元々彼女と主人公君では釣り合いが取れてないような…
主人公役のRhys Wakefield、映画パージにも出演してましたが、すごい微妙〜な容姿。
覆水盆に返らず、だからこそ真剣に生きる人生なのに、こんなことでいいのかよ~となんだか遣る瀬無い気持ちになる映画です。
でも、彼女との仲直りに奔走する主人公くんは見ていて愉快でした。実際、彼女の方から別れたいと意志を固められたらほぼ仲直りは不可能だとうぴ子は思います。