Fifty Shades Freed (2018)
オススメ度/★★☆☆☆
セレブバカップルのイチャイチャソフトSMを延々と見させられ続ける拷問映画。誰得?
一体誰得なんでしょうか?この手の映画って…。SMと聞いて観てみたら、飛んだ肩透かしどころか、あまりのつまらなさに驚きおののいたうぴ子です。
適当なあらすじ
(前作、前々作はスルーなので、詳しいことはわからないが)
アナスタシアと富豪のクリスチャンの結婚式から物語は始まる。自家ジェットで意気揚々とハネムーンに出かける二人だったが、アナスタシアの元上司のヤバイ男がクリスチャンの会社に侵入して個人情報を盗んでいったとの報告が入る。ずさんな警備でずさんな物語が今始まる…!
ジャンルは女性向けソフトポルノ?
SM??うぴ子は前作と全前作を観てないので詳しいことはわからないのですが、とってつけたようなSMシーンには萎えました…。
特に魅力的でもないカップルのラブラブ幸せ新婚ライフをこれでもかと見せつけられて、2倍速で観たくなるほど退屈でした。この映画、何のために作られたの?マジで誰得??
ハーレクイン小説や、夢見がちな少女漫画を実写化したような感じです。それらの物語の特徴として、だいたいが主人公は真面目な普通の女性や少で、その平凡な日常が貴公子(金持ちなどのハイスペイケメン)との出会いで一変する。ちょっとした事件が起きて次第に惹かれあう2人、そして最後は貴公子に溺愛されるスーパーハッピーエンド。と、徹底的に主人公に都合の良いストーリー。夢見がちな少女や女性が喜びそうな内容です。
これを楽しめないうぴ子は女じゃないのかもしれない…。いや、でも一体どんな人がこの映画を喜んで見ているんだろう?まぁ、うぴ子だって玉の輿に乗りたかったな…と思うことはありますが、それを夫にぼやいたら『腰の上に玉(袋)ならのせてやれるよ』と言われました。
過去にも『トワイライト』という映画がありましたが、あれをもっとアダルトにした感じです。(あれも、かなり酷かったのですがそれはまた今度書くとして…)印象としては現実の恋愛をしたことのない少女(or 喪女)の妄想のようでして、とにかくうぴ子にはむず痒くて受け付けられないものでした。
キャストが微妙
トワイライトもそうでしたが、本作もキャストが微妙。主演のダコタ・ジョンソンを全然知らないのですが、あの髪型と化粧が悪いのか、とにかく芋くさく老けた印象でした。他の写真で見るときれいな方なので、やっぱり髪型とメイクが合ってないんだと思う。特にリップの色が下品に見えていただけない。
彼女の何が悪いのかを解析すべく、恒例の夫と似顔絵書きをしたのですが、引退レベルの出来上がりでした。上が夫作、下がうぴ子作。『え、誰?平野早矢香?』
あまりにも酷いので翌日書き直したのがこちら。ダコタさんになりましたかね。
ついでに平野早矢香も書いてみたのがこちら。映画とは全く関係ありません。上は夫作。下がうぴ子。夫はどうしちゃったの?
もしかして原作で垢抜けない芋くさい女の子が主人公の設定であればとてもよく表現されていたと思います!少女漫画でもさえない女の子がイケメンになぜか惚れられる設定が多いので。少年漫画もさえない男子がなぜか美少女にモテるし、考えることは男女一緒ですね。
クリスチャン役のジェイミー・ドーナンもうぴ子的には微妙…。GOTのユーロンにちょっと似てる。アナスタシアよりもすごいおっぱいを持っている。この裸を見て世の女性は喜ぶのだろうか…。男性の裸にまったく興味のないうぴ子には理解のできない世界です。
ストーリーがバカすぎる
展開が驚くほど全部読める上に、登場人物の行動がバカすぎる。順風満帆⇨事件勃発⇨仲違い⇨命の危機⇨ハッピーエンドの流れ。で、所々にソフトなSMプレイや夫婦のセックスシーンが入る。色っぽくもなく、激しくもなく、『わかったからもういいよ』って気持ちになる。この作品を観ただけでは、登場人物の描き方も深みがなく薄っぺらい。
まぁ、要するにつまらなかったです。なんとか最後まで観ることができるレベルのつまらなさではありましたが、うぴ子のように自宅警備員兼子猫シッターをしているような時間に余裕のある人間でなければ、途中リタイアするかもしれません。
Audiのプロモーション??
唯一、良かった点はアウディのスポーツカーR8がかっこよかったこと。実は物語は全部おまけで、アウディの長編CMだったのか…?
末永くお幸せに・・・
『トワイライト』みたいな脳みそ溶けそうな甘い恋愛ものが好きな方にはオススメなんじゃないでしょうか?うぴ子は仲睦まじいバカップルの姿にお腹いっぱいで胃もたれしそうです…(Ray's喰ったせいかもしれないけど)ウプッ。
どうか末永くお幸せに………。
合掌